またまたお手数をおかけしました。クレタ・アヤの続き第4部をどうぞ!


ニューブリッジロードの向かい側へ

お粥で有名な長城餐室
お粥で有名な長城餐室
クレタ・アヤのコミュニティーセンター付近からは、再びニューブリッジロードを戻ってみます。ケオン・サイ・ロードをまっすぐヒンズー寺院の方向に進むと、丘を登る通りがクレタ・アヤロードですが、ここから向こうは「ブキ・パソ編」で紹介することとして、ここでは、ニューブリッジロードを戻っていくことにします。ニューブリッジロードとクレタ・アヤ・ロードの角付近にあるのがオリエンタルプラザです。すっかりテナントがいなくなって、寂しい感じがしますが、この並びは情緒があります。ここの長城点心は、長城粥の支店で24時間香港点心を食べさせてくれます。長城粥と合わせて、食事にはいい場所ですね。

どんどん進んでいくと、テンプルストリートの角に、先ほど紹介したラッキー・チャイナ・タウンがあります。このショッピングセンター、昨年出来たばかりなのですが、テナントの入りが悪く、中は寂しい感じです。1階の通りに面したところはいいんですが、中はさっぱりですね。この建物、唯一いいところは、クーラーがガンガン効いていることで、外を歩いて、汗をかいているときに、涼むのに最適です。ここの中から2階に上がると、これまた、昨年出来た陸橋に出ることが出来ますので、中を通って陸橋に向かってみましょう。


マジェスティック・シアターのこと

歩道橋の風景
中国風歩道橋の風景
この陸橋、チャイナタウン全体の再開発の一環として作られたもので、中国風の休憩所を備えた観光歩道橋的な陸橋です。ここから、ニューブリッジロード沿いのチャイナタウンを見てみましょう。ここからの眺めでいいのは、向かいのマジェスティック・シアターです。(地図・ピンクの地区G)
マジェスティックシアター
マジェスティック・シアター
この建物は、本当に威風堂々として、日本だと大正時代あたりの劇場という感じで、私の好きな建物です。このマジェスティック・シアターは、1927年にニュー・ブリッジロードの対面の通りの名前になっているユー・トン・センによって建築されたもので、元々はチャイニーズオペラの劇場として使われていました。正面の壁の中央付近を見ると、オペラの俳優の絵が描かれています。

第二次世界大戦後は、クイーンズ・シアターという名前の映画館になり、その後再び名前をマジェスティック・シアターと変えたものの、今でも映画館として使われています。歩道橋を下りて中をのぞいてみると面白いのですが、昔の日本の田舎の映画館みたいで、何となくノスタルジックな気分にしてくれます。


ピープルズ・パークセンターのこと

31階建てのピープルズ・パーク・コンプレックス
31階建てのピープルズ・パーク・コンプレックス
歩道橋を下りていくと、まっすぐ正面のショッピングセンターに入っていくことが出来ます。このショッピングセンターがピープルズ・パーク・コンプレックスです。(地図・ピンクの地区H)1970年に建設されたこのショッピングセンターは、31階建ての住宅部分を併設している建物で、チャイナタウンエリアでは最も高い建物の一つなのですが、建設された当時は、東南アジアで最初の本格的ショッピングセンターであったといいます。いまのシンガポールでは、ショッピングセンターといえばオーチャードですが、チャイナタウンに建てられたあたりに、当時のこのエリアの隆盛ぶりを感じますね。

ピープルズ・パーク・コンプレックスの中の様子
ピープルズ・パーク・コンプレックスの中の様子
ここの中には、当時ショップハウスに入っていたようなお店が入居しているわけですが、面白いのは麻雀パイ専門店や仏具のお店があることで、庶民のお店の名残が感じられます。1階のホールに行くと、時々実演販売をやっています。ニューブリッジセンターと同じく、がまの油売り式で、黒山の人だかりが出来ています。うまくやっているところに出くわすと楽しめます。

ピープルズ・パークのホーカーセンター
ピープルズ・パーク・コンプレックスのホーカーセンター
このショッピングセンターとマジェスティック・シアターの間を入っていくと、ピープルズ・パーク・ホーカーセンターがあります。いつもここへさしかかるときには、デザートなどを食べることが多いのですが、なかなかいい雰囲気のホーカーです。ガイドブックなどに載っているギョウザのフォンキーというのはここにあります。日本人に有名なギョーザ屋で、味自体もうまいし、好きなのですが、難点はちょっと高いことと、呼び込みがひどいこと。これにつられて、他の店まで呼び込みするので、不愉快になります。シンガポールでは、しつこい呼び込みは環境省に通報すると、一発で営業停止処分を食らうので、ニュートンサーカスあたり以外は、ほとんどないのですが、ここは本当にうるさいですねえ。フォンキーのことは、少し「シンガポール探検日記」の中に書いているので、読んでみてください。


裕華ショッピングセンターのこと

ユーワ・ショッピングセンター
由緒あるユーワ・ショッピングセンターの建物
さて、マジェスティック・シアターのところに戻り、シアターのクロスロード側の隣にあるショッピングセンター裕華(ユーワ)に行ってみましょう。(地図・ピンクの地区I)このショッピングセンター、昨年テナントが変わって出来た香港資本のショッピングセンターで、中国の製品に特化した店づくりで、おみやげ品を買ったりするには最適です。お店の中も面白いのですが、この建物が歴史のある建物なんです。再開発後も外観だけは昔のまま残されているわけですが、ここは昔ホテルだったんです。

1936年に建てられたこの建物は、グレート・サザン・ホテルというチャイナタウン初の本格的ホテルで、当時は「チャイナタウンのラッフルズホテル」と呼ばれたといいます。昔は、1階がオフィス、2・3階がホテルで、4階はレストランだったそうです。屋上のテラスでは、人々がダンスを楽しみ、マージャンに興じたといいます。中はすっかり変わりましたが、外観は当時の優雅さの痕跡をとどめています。

ユーワ・ショッピングセンター
ユーワ・ショッピングセンターの入り口
現在のユーワのショッピングセンターで面白いのは1階の薬売場です。これまで書いてきたように、クレタ・アヤには多くの薬屋があるのですが、ここの薬売場は効能別に中国からの輸入物を含め、いろいろな市販の薬が見られるところがよいところです。細かく見ると、「カワイの肝油ドロップ」があったりするので驚かされますし、「男性滋補薬」みたいなところでは、おじさんたちがいつもしげしげと薬を探しています。全体的によくわからない薬が多いのですが、何だかえらく効きそうなのが多そうですね。

1階中央のレジの裏手のお茶・お菓子売場のガラスケースの中の乾物もすごいですよ。すごい値段なんです。例えば、「4頭日本大網鮑魚」などは1キロ8300ドル(約75万円)もするんです。干し鮑は中華料理で重宝されるのですが、日本の東北が主な産地の一つだという話を聞いたことがあります。海辺でおばちゃんたちが作業した干し鮑がここでこうして売られていると思うと、流通の不思議さを感じます。それと、ここのお茶は私自身は格好のおみやげだと思っています。デザインのいいお茶のケースに入ったウーロン茶などは、安いし、軽いし、いいんじゃないでしょうかねえ。この階で売られているテーブルクロスあたりも買っていく友だちが多いですね。2階以上は衣服、日用品、家具、骨董などです。ぶらぶら見て歩くだけでも、面白いと思いますよ。

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