クラークキーとボートキー
クラークキーとシティを望む
クラークキーとシティを望む

ボートキー、クラークキーとも観光客に人気のナイトスポットです。ここができる前まではシンガポールでナイトライフをエンジョイできる場所はほとんどありませんでした。ですから週末になると観光客だけでなく、地元の若い人たち・家族連れも集まってきて、たいへんにぎやかになります。

クラークキーはフェスティバルビレッジとよばれるように、お祭りのように楽しいところ。ボートキーはビジネス街から至近のダイニングエリア。 でもここはほんの数年前まではなんてことない倉庫街だったのです。 シンガポールの港の近代化に伴って、貨物を小さな船で川沿いの倉庫街へ運ぶ必要もなくなりました。ただ、さびれていく一方だったここを、こんなふうにしようと考えた人はエライ!といつも思います。


ボートキーへの行き方

タクシーで「ボートキーまで!」というとたいていエルジンブリッジ(ElginBridge)を超えたところでおろしてくれます。そこがちょうどボートキーの一番端(上流・クラークキー側)になります。MRTのラッフルズプレースで降りた場合は、徒歩5分ほどです。ひたすらBoatQuayの表示に従って歩きましょう。変なところから出てしまって迷った人はとにかく東京都庁に似た高いビルの方向に歩いてください。そこを抜ければ川が見えます。ここはボートキーの入り口(下流・海側)になります。

クラークキーへの行き方
クラークキーの川縁
クラークキーの川縁

ボートキーに比べると多少不便なところにありますので、慣れない方はタクシーの利用をおすすめします。一部ガイドブックを見ると「オーチャード、チャイナタウンから徒歩圏」とありますが、オーチャードからはちと無理ではと思います。(地図で見ると確かに近いのです)チャイナタウンからは歩けないことはありません。(チャイナタウンといっても広いですから)MRTシティホール周辺のホテルからは意外と近くて、十分徒歩圏です。もちろんニューオータニやマーチャントコートホテルにお泊まりの方は楽勝ですね。

リバータクシーを使う

MRTを利用した場合、クラークキーは行きにくいところにあるのですが、それを解消してくれるのがこのリバータクシー。ボートキーとクラークキーを往復している小さな船です。MRTラッフルズプレースからボートキーに出た川沿いに乗り場があります。おじさんに「クラークキーまでお願いね!」というと、「あと5分待ってな」とかなんとか言われます。ただ干潮の時間帯は運転休止になってしまうので使えませんのでご注意を。クラークキーの中程のリバークルーズが出るところからボートキー行きのリバータクシーに乗れます。

ただひたすら歩く

リバータクシーを使おうと思って行ってみると、干潮だったときよくやるのですが、ボートキーからクラークキーまで川をさかのぼって歩くこともできます。99年になってシンガポールの両側の遊歩道化がほぼ完成し、クラークキーまでの道が歩きやすくなりました。

ボートキーを抜けた後は橋を右に渡って、道路を注意して渡ってまっすぐ行きます。二本め橋の手前には地下道がありますのでそれをくぐると、もうクラークキーです。早足で行けば一番端からでも12、3分で行けると思います。ボートキーで食事した後などは、ゆっくり川沿いを歩くのも腹ごなしにちょうどいいですよ。

ところで、ここでクラークキーからの帰りのタクシーについて、ひとこと。クラークキーは遅くまでやっているところだけあって、遅くまでタクシーでやってくる人が多いので、タクシースタンドで待っていても、比較的タクシーはつかまりやすいのですが、それでも長い行列になることがしばしばあります。

そんなときは、タクシーの衛星呼び出しシステムを利用してみましょう。利用の仕方は、「Traveller's Essentials」のシンガポールの交通の項に記載していますので、参考にしてください。


ボートキーでの楽しみ
ボートキー遠景
ボートキー遠景

ボートキーでの楽しみは何といっても食事です。ここは川沿いにずーっとレストランやパブ、カラオケ、ライブハウスなどが並んでいます。したがって、雰囲気が良くなるのは夕方からです。レストランも6時半頃からぼつぼつ開店するところが多いようです。シンガポールでは日本よりも夕食の時間が遅く、早くても日の沈んだ7時半ごろから普通は8時ぐらいでしょうか。夕方から開いているところはコーヒーを飲ませるところかハッピーアワーをやっているパブなどです。

ハッピーアワーというのはお店が空いている午後の時間、だいたい8時ぐらいまで、アルコールのたぐいが安く飲める時間帯のことです。シンガポールでは税金の関係でアルコールが高く、特にレストランなどで飲むと日本よりも高くついてしまうことさえあります。ですから、ビールを水のようにたくさん飲む体の大きな人たちは夕方になるとボートキーへ集まってきて、ジョッキ片手にあーだこーだやっているわけです。
摩天楼
UOBプラザビル
ボートキーの写真がないんでこれで..

ボートキーへ来たのが少し早い時間だったら、川沿いを歩きながらどんな店があるか探検しましょう。多いのはイタリア料理、インド料理、タイ料理、インドネシア料理、ペラナカン料理などでしょうか。私たちもかなり食べ歩きましたが、そんなに出てくる物すべてがまずいというようなところはなかったので、あえてどこがいいということはここでは言わないことにします。ボートキーのお店はA級グルメの世界であるため「うまいもの探訪」でも対象外ですので、ガイドブックなども参考にして選んでみてください。シーフードを食べさせるところも多いですが、大したことないわりにシンガポールでは破格の値段なので、ここではおすすめできません。日が暮れかかると、そろそろメニューを持った呼び込みのおにーちゃんおねーちゃんがでてきて、あやしい日本語で寄ってきます。誘いに乗っても、どこかとちがってぼられるなんてことはありません。

行くところが決まったら、席はエアコンのきいている中がいいのか、川沿いのオープンエアーの席がいいのかと店の人が聞いてきます。今にも雨が降りそうな状況でなかったら絶対外がおすすめです。スモーカーの方もたばこが吸えますし、暗くなってくるとテーブルにキャンドルが灯されてなかなかいいムードになります。 食事が終わったら、そのままお帰りになるもよし、クラークキーまで歩くのもいいですね。まだ遊び足りない方々はライブをやっているところをのぞいてはいかかですか。


クラークキーでのお楽しみ
クラークキーの週末がらくた市
クラークキーの週末がらくた市

クラークキーはボートキーに比べると対象年齢が低く、ファミリー向けといわれます。それはメリーゴーランドがあったり、ゲームセンターがあったりして、遊園地的なところが多いからでしょう。(もちろんカラオケやライブハウスなどもあります。)ここでの楽しみは、飲んだり食べたり、ぶらっと買い物を楽しんだりという感じですから、気楽に歩き回りたいところです。日曜日にはフリーマーケットが開催され、結構賑わっていますし、アンティークショップなどもあってじっくり見ると楽しいですよ。でも、本当ににぎやかになるのはボートキーと同じく、やはり夜ですね。

クラークキーはそんなに広いところではないですが、どの建物も同じように見えて、よく観光客同士がはぐれてしまうそうです。クラークキーの案内図はインフォメーションやいくつか建っている柱のところに置いてありますので、じっくりまわりたい方はそちらを参照してください。

クラークキーから川を渡ったところには、リバーサイドポイントという建物もあります。1階には大きなビヤホールや、上の階には映画館などもあり、さらには例の「究極のチャーハン」陳福記の支店も入っていますので、ふらふらと歩いてみるといいでしょう。

リバーボートクルーズ
リバーボートに使われているバムボート
リバーボートに使われているバムボート

リバータクシーで使われている同じボートを観光遊覧船にしてしまったのがこれです。わたしたちはお客さんが来たとき必ず連れていきます。はじめは「ええ?遊覧船?リバークルーズ?」とみなさんベタベタの観光コースじゃないかと敬遠しますが、終わった後はなぜかすがすがしい表情で「よかったあ」と言います。

クラークキーから下流のボートキーを通り、マーライオンの前を通ってクリフォード桟橋のあたりまで行って、約30分ほどでもどってきます。ボートキーのネオン、ライトアップされたマーライオン、海から見るシンガポールの夜景はなかなか素敵です。それに水は汚くても、やはり水の上は涼しくて気持ちいいものです。昼もやっているのですが、夜の方が絶対おすすめです。値段は1人10ドルです。ちょっと高いですが、十分楽しめますよ。

なお、リバーボートは現在、クラークキー、ボートキーの真ん中付近、ボートキーの対岸の国会横の3カ所で乗ることができるようになりました。とはいうものの、一番長い距離を楽しめるのはクラークキーからのルートですので、そのあたりも考慮してみてください。
リバーボートチケット売場
リバーボートチケット売場

ボートに乗ったら、できる限り前に乗りましょう。前の方が絶対に見晴らしがいいですし、何といっても写真が取りやすいのです。ボートの中からの見どころの一つは、真正面から見るマーライオンです。近い距離でマーライオンの正面の顔を見られるのは、このリバーボート以外ないのですが、これが結構まぬけな顔をしています。夜の場合は、マリーナスクエアのホテル群の夜景も見どころです。このマリーナスクエアもそうなのですが、湾に出て正面に見える高速の付近あたりもすべて埋め立て地で、昔は海だったところなんです。まったくすごい話ですよねえ。

なお、ボートは湾に出ると、波の影響を受けやすくなります。近くを船が通ると、大きく揺れることがあります。時にしぶきをかぶるようなこともないわけではありませんが、転覆するようなことはないので、安心して乗っていましょう。

チャイニーズ・オペラ

クラーク・キーの川沿いの舞台では、毎週水曜日と金曜日の7時45分からチャイニーズ・オペラをやっています。まさしくストリート・オペラで、座ってみることはできないのですが、なかなかチャイニーズオペラを見る機会もないので、うまく出くわしたら、ちょっと見てみましょう。少し見づらいのですが、英語の字幕も出るので、ストーリーも追うことができます。このチャイニーズ・オペラ、アマチュアのグループなので、プロがやる公演に比べると、確かに落ちるのですが、一生懸命やっている様子がよくわかります。なお、6時半頃に出かけると、化粧をしたり、衣装を着たりといった準備風景も見ることができます。

サテークラブとスチームボート、ホーカーアレイ

クラークキーもたくさんのバラエティに富んだレストランがあって、食を楽しむところといってもいいわけですが、その中からサテークラブとスチームボートを紹介しておきましょう。
サテークラブ
サテークラブの看板

サテークラブは、昔エリザベス・ウオークにあったのが、引っ越してきたもので、シンガポールでは見られなくなってしまった屋台式のスタイルを復元したホーカーです。文字通り、サテーやムスリム料理のお店が多いのですが、雰囲気がいいということもあって、シンガポーリアンにも人気です。「焼き鳥食べる?」「焼きそば!」「お好み焼き!」などと、ちょっと呼び込みが多いのは気になりますが、決して強引ではないので、適当に座って楽しみたいところです。
サテークラブ
サテークラブの様子

ちなみに、サテーはたいてい10本単位くらいで注文するので、1本単位で注文することは、シンガポールでは常識外れです。テーブルに1本あたりの値段が書いてあって、よくトラブルがあるそうですので、注意しておきましょう。

川沿いのレストランなどの中では、スチームボートが人気があります。最近は、日本や韓国のツアーが多いので、まわりは日本人ばかりということもあるのですが、味もまあまあですし、何といってもブッフェで取り放題というのが、うれしいところ。さらに、シンガポール風のスチームボート焼き肉兼用の鍋(コリアンバーベキューのような鍋)が使われていますので、焼き肉にしてもいいですしね。焼き肉をする場合は油はねと食べ過ぎに注意してください。ご飯と卵も用意してありますので、カニやエビのだしが出たところに入れて雑炊を作るのもいいですね。ビールを2杯くらい飲んで、1人25ドルくらいです。

ホーカーセンターで食べるようなものがいいという場合には、ホーカーアレイというフードコートがありますので、こちらもいいですよ。いつも混んでいるので、席が探しづらいのが難ですが、味の方の水準も評価できます。

クラークキーの対岸にあるリバーサイドポイントから陸橋を渡ってチャイナタウンよりの建物にもフードコートがありますので、探索してみるといいと思います。

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